「憲法改正問題・特定秘密保護法勉強会に参加して」

河野 愛実




  私は、2月1日、カトリック福信館で開催された憲法改正問題・特定秘密保護法勉強会に参加した。勉強会の講師は、愛知大学の長峯信彦教授、特別ゲストには、書籍「日本国憲法を口語訳してみたら」の著者・塚田薫さんが招かれた。私が講演会に参加したきっかけは、昨年12月、栄の繁華街で行われた秘密保護法反対集会に参加した際、カトリック名古屋教区正義と平和委員会のスタッフに声を掛けられたからだ。たまたま本屋で、塚田薫さんの書籍を立ち読みして、私と同世代の方が自分なりに日本国憲法を考え、その価値を広く伝えようと努力している姿勢に感動した時だったので、何か神様の導きのような縁を感じた。

 長峯教授の講演は、安倍政権が今国会で進めようとしている憲法改正について、そのトリック(罠)がいくつも紹介され、現政権の危険な方向性が暴かれた。憲法改正を阻止するためには、今の小選挙区制度では難しく、選挙制度自体を変える必要性も強調された。憲法改正問題がなぜ選挙制度に繋がるのか疑問だったが、講演を聞いてみると、なるほどよく理解できた。いろいろな事が勉強になった一日だった。特別ゲストの塚田薫さんは、同世代ながら、参加者からの質問を真剣に聞く姿勢が見て取れた。私自身、全くの無知で、できる事は限られている。しかし、世の中が戦争に突き進もうとしていることは私にもはっきりと分かる。長峯教授の講演を聞いて、それを実感した。だから、自分なりにやれることをやっていきたいと思った。

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