「団欒って大事」


ダルク理事長 柴 真也


 桜のように花を咲かす木を見ていました。もう春はそこまでやってきてます。行動の自粛、地震など嬉しくない ニュースがありますが、皆さまの無事を祈ります。

 さて本題です。私どもは長年依存改善支援をして来た中で、見えてきた人の本質があります。今日はそのことをお伝えします。

まず人の幸せとは何か?豊かになること?衣食住が満たされること?健康?状況により様々な幸せの形があると思います。ですが、共通して言える事は「つながり」無くしてそれは難しい。それも愛ある繋がり。「依存」の病はそれが不足しているときに起こりやすい。

 私たちのところへ相談しに来る人たちは、依存問題以外にも環境や健康、生活苦など大きな問題を抱えています。人それぞれ背景も環境も違います。家族の不仲、別離、貧困、浪費、過干渉、暴力、育児放棄、借金、失業、心身の不健康、孤独感など。どんなに辛い問題を抱えても、前向きに捉えて努力し問題を消化しながら生きる人はいます。ですが全ての人がそんなに逞しいわけではありません。途中で力尽きる人もいます。

長々と書きましたが、私は人の幸せとは「団欒」だと思います。世の中にたくさんのコミュニティーがありますが、属するなら健康的な愛情があり非営利的な方が良いかもです。私たちもそんなコミュニティーを目指しています。誕生日を祝ったり、くだらない冗談を言って笑い合えるような。重要なのはありのままでいられる「家族のような関係」かもしれませんね。最小単位は2人以上。生きるヒントになれば幸いです。

いつも私たちを支援してくださりありがとうございます。私たちは助けを求めている人たちをこれからも支えていきます。

追伸

最近は個人的にがんのご本人家族支援もサポートしています。なるべく薬に頼らずにがん改善を目指すコミュニティに繋げたり、その情報提供したりしています。興味ある方は私まで連絡くださいね。


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