13年度炊き出し活動報告


Tはじめに
 憲法改正、戦争の出来る国家作りに奔走するアベ政権は「景気回復・経済成長」の幻想を振り撒き、国民の目を眩まそうとしています。大企業富裕者層中心の政策により大震災・原発事故の犠牲者は置き去りにされ、非正規雇用労働者の増加、消費税等の大増税、社会保障・福祉関連の予算削減から格差は拡大の一方です。歴史の教科書を開くまでもなく、いつの時代も、「経済成長」は犠牲者を生み出したことを銘記しなければならない。ましてや、キリスト者は「神」と「富」とには兼ね仕えることが出来ない、とイエスの教えにあるが故に、「経済成長」を礼賛してはならないでしょう。犠牲者を生まない社会の構築、犠牲にされた「弱者」と共にあることこそキリスト者の道ではないでしょうか。

 所謂、「ホームレス」の人々が「経済成長」の犠牲者であることを、福音書の『ぶどう園の労働者』の譬えから、キリスト者は教えられている。

 今後、ますます、「ホームレス」の人々をはじめ貧困者が増大するでしょう。キリスト者の関心が、天国にではなく、犠牲者、貧しい人々に向けられるよう、教区のみなさまと力を合わせて行きたいと思います。

<炊き出し活動>
目的 炊き出しを必要としない社会、野宿生活を強いられない社会をつくろう。

活動
1、炊き出し、等による野宿生活者との出会いと交流
2、生活保護、等による「自立」支援。
3、野宿生活者問題の理解と協力を求める広報・宣伝活動

U活動報告
<炊き出し>
1、年間炊き出し― NPOささしま共生会の炊き出しに参加。木(調理、配食)・金曜日(洗い、片付け)金担当。

協力教会、団体、個人でローテーションを組む。布池、南山、恵方町、城北橋、長浦、東海、東山、一宮、小牧、江南教会、聖霊会、無原罪のマリア修道女会、聖心の聖母会、樹の会、不二聖心、AJU、南山大学アヴァンギャルド、他。

2、越冬炊き出し―12月29、31日修女連を中心に担当。

3、天白川訪問―月二回、第二、第四月曜日、食料、衣類等を持って訪問。

<生活相談>
1、 衣類提供―木曜日に開催。
2、 生活相談―生活保護受給のため、アパート入居を支援。6人が居宅保護でアパート生活へ。

<交流会>
1、 多治見修道院での畑作業―月一回、開催。平均7〜8名参加。筍堀、玉ねぎ、ジャガイモ、大根の栽培、収穫をした。昼食は多治見教会有志女性が担当された。

<バザー>
1,春祭りとして4月21日に開催。
2,東海教会バザーに出店。11月4日。

<広報・宣伝>
1、『ももちゃん便り23号』を8月20日に発行、月刊『ももちゃん便り』毎月発行。
2、ホームページ『ももちゃんネット』の開設、運営。
3,布池教会でのミサ、説教。12月14、15日。ミサ献金の寄付あり。

文責 竹谷 基


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