11年度炊き出し活動報告

福信館炊き出し代表 竹谷 基


Tはじめに

 昨年度末の3月11日に発生した東日本大震災、福島第一原子力発電所の事故は、一年後の今もなお、34万余の人が避難生活を強いられています。その中には、放射能汚染により、何もかも奪われ、故郷に二度と戻れない人々もいます。自然災害や人災が起きた場合、被害に遭わなかった私たちは、一刻も早い、被災者の復旧、復興支援に力を貸すことを当然とします。そのための増税もやむをえません。同じように、ホームレスの人々や貧困生活者に対しても、政治経済の被害者、犠牲者として見ることと、社会の責任として支援して行くことが必要ではないでしょうか。しかし、これらの人々には「怠け者」「働かない」との偏見が強く、「自己責任論」を押しつけています。今回の被災者にも立ち上がれない人々には同じレッテル貼りをして、切り捨てて行くのではないかと危惧されます。震災・原発事故被害者への支援と同じく野宿生活者への正しい関心と支援を深めて行くことがキリスト者には求められています。何故なら、「隣人になる」ことがキリスト者の使命なのですから。

<炊き出し活動>

 目的 炊き出しを必要としない社会、野宿生活を強いられない社会をつくろう。
活動  
  1、炊き出し、等による野宿生活者との出会いと交流
  2、生活保護、等による「自立」支援。
  3、野宿生活者問題の理解と協力を求める広報・宣伝活動

U活動報告

<炊き出し>

1、年間炊き出し― NPOささしま共生会の下、木曜日担当。協力教会、団体、個人でローテーションを組む。布池、南山、恵方町、城北橋、長浦、東海、東山、高蔵寺、一宮、小牧、江南教会、聖霊会、無原罪のマリア修道女会、聖心の聖母会、樹の会、不二聖心、南山大学アヴァンギャルド、他。

2、越冬炊き出し―12月30、31日修女連を中心に担当。

3、天白川訪問―月二回、第二、第四月曜日、食料、衣類等を持って訪問。2人生活保護受給によりアパート生活へ

<生活相談>

1、 衣類提供―木曜日に開催。
2、 生活相談―生活保護受給のため、アパート入居を支援。6人が居宅保護でアパート生活へ。

<交流会>

1、 多治見修道院での畑作業―月一回、開催。平均7〜8名参加。筍堀、玉ねぎ、ジャガイモの栽培、収穫をした。昼食は多治見教会有志女性が担当された。

<バザー>

1, 春祭りとして3月27日に開催。
2,多治見教会バザーに出店。10月30日。多治見教会バザーから、100、000円の寄付を頂く。
3,東海教会バザーに出店。11月6日。

<広報・宣伝>

1、『ももちゃん便り21号』を8月1日に発行。
2、ホームページ『ももちゃんネット』の開設、運営。
3,布池教会での説教。12月10、11日。ミサ献金の寄付あり。

<その他>

文責 竹谷 基


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