ダルクの仲間達


新しく働いて タカヒロ

 こんにちは。依存症のタカヒロです。
 就労プログラムになって働いて早半年が経ちました。半年働いて自分自身に様々な気づきがありました。

 会社に入社した当初は警備員という仕事を完全に以前のイメージ『立ってるだけでしょ』とナメてはバカにしていました。実際に仕事をしていると私がしている交通誘導の仕事は警備同士の協力で連携をとって自動車や歩行者、赤旗と白旗を自分自身の判断で止めたり進めたりする命に関わるとても重要な仕事であると働いて実感しました。

 実際に道路から出ると旗の振り方が判断できずに慌ててテンパリまくりミスだらけで先輩に一つ一つ厳しい言葉を浴びせられたり、時には優しく教えてもらい、とにかく警備は経験だと皆先輩方はいつもうるさい位伝えてくれました。理論がわかっていても行動が伴わず何度も何度も失敗しては注意や叱咤激励を受け、時に相手によっては傷つき、恨みや恐れ等の妄想でグルグルになることもしょっちゅうあります(笑)

 つい最近もいい加減な言葉や態度に傷つき反応が出て、相手を頭の中でボコボコにしました(笑)あまりに1人暮らしの日々の生活や仕事とN Aで、時間が全く足らず多忙すぎて睡眠不足が続き疲労困憊になりN Aも休みがちになりました。

 時にハッとダルクでの生活や仲間の事を思い出し仕事のトラブルを相談したら少し心が晴れました。揉めた先輩にはしっかり謝罪してお互い正直な分かち合いをして埋め合わせができました。仕事での困り事は会社の上司の所長に相談して今の所なんとかやれています。ランニングや筋トレも空いた時間を見つけて、自分にとって一番大事な心身の健康の為に継続しています。

 毎日とても辛いですがダルクにつながる前はアディクションとうつ病で実家にパラサイトしていた自分が名古屋で自立して生活している事に、時には無上の喜びと幸せを感じる事もあります。

 世間ではコロナで大変ですが慌てず、自分のペースでやっていきます。

 
2ヶ月 ケンスケ

 ダルクに入所して2ヶ月が経ちました。
 仲間と共同生活をしながら毎日、回復プログラムを受けています。回復プログラムの学びの中で私は過去、誰にも話すことの出来なかった話をミーティングで話せるようになりました。

 話が出来る様になってからは、今まで向き合う事が出来なかった自分自身と向き合うことが出来るようになり、今まで気づくことが出来無かった自分自身の問題に気づくことが出来きました。自分自身の苦しみから逃げ続けてきた自分と向き合い、自分自身を受け入れ、認めていく事が今の自分の課題です。ダルクには人それぞれ経験してきた事は違いますが、同じ苦しみを抱えている仲間がいます。
 今まで他人には言えなかった自分の苦しみを仲間は理解して受け入れてくれます。仲間と共に悩み支え合いながら回復の道を仲間と共に歩んでいます。

 ありのままの自分で生きていく事ができる未来を信じて私は今、薬物を使用しない生き方ではなく、薬物を必要としない生き方をダルクで学んでいます。
 
 

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