「仲間と共に」

スタッフ研修 ユウタ


 スタッフ研修になって9ヶ月が過ぎました。まさか自分がダルクの職員をやるなんて想像すらしていませんでした。やってみると想像以上にやる事が多いです。クライアントへのサポート。

 しかしそれがどこか気持ち良くなっている自分もそこにいました。どこか高慢になっていて 自分がどこから来たのかを忘れて 自分はあたかも回復者で指導者かのように振舞っていました。たかだか2年のクリーンです。

  吹けば飛ぶような… 自分が教会や学校、刑務所などで自分の話しをさせてもらうときは凄く緊張しています。裁判の情状証人にも立たさせてもらいました。スタッフになって自分に与えられた貴重な経験です。下手くそなりに一生懸命取り組んでいます。

 クライアントの病院のサポートも今の自分に与えられている大事な仕事です。薬物依存性のリハビリ施設なので処方の管理は とても慎重にやっています。診察の状況をプライバシーを守りながらスタッフ全員で共有して管理しています。

 自分自身ダルクに繋がり 習慣が変わりました。朝起きる事。夜寝る事。人と関わる事。普通の暮らしがようやく出来るようになってきたと実感しています。でもダルクを今、出ていったら また過去の生き方に戻るかもしれません。 先日 スリップした仲間がダルクを退所して 数日後に亡くなったと連絡が入りました。 とても悲しい事です。 ホントに死と隣り合わせ 。それだけ 依存症は危険な病気なんだと 再認識することになりました。 これからも 仲間と共に…