ダルクの仲間達


ヨシオ

 初めまして、アディクトのヨシオです。自分はダルクにつながって、約3ヶ月になりました。初めはダルクに来るつもりはなかったのですが、9 回目の刑務所生活で自分の力ではシャブを止める事はできないとわかり、刑務所の職員からダルクに行く事をすすめられ、生活保護ほしさにダルクに来ました。

 ダルクに来てすぐお金をあずけられ、サイフも取られて嫌な思いをしました。次の日にセンター長に「通所にしてください」と申し出たら、センター長から「あなたは何度失敗しているの、あなたは9回も失敗しているんだよ」と言われ、しぶしぶダルクにいますと言いました。

 少しずつダルクで心と体の元気を取りもどすためのプログラムを仲間と一緒に生活して 1 日 1 日を精一杯すごしています。デタラメな人生をここに来るまで送ってきましたがココで新しい生き方を見つけたような気がしてます。本当はずっとさみしかったことも知りました。もうそんな必要はなくなりました。

 ありのまま正直に生きてみようと、今思ってます。また失敗するかもしれません、でも仲間の中に居ます、そう決めて今やってます。ビックブラザーとも良く色々と相談してすごくたのしく生活を送ってます。ダルクに来て良かったと思っています。

おさむ

 初めまして、アルコール依存症のおさむです。ダルクに入所して 3 ヶ月が経ちました。

施設は正直に言ってボロいです。床が傾いています。しかし毎朝入所者全員で掃除をしているので快適に過ごすことが出来ています。

 一人暮らしをしたことがある方はわかると思いますが、毎日掃除をすることはなかなか出来ません。1 日掃除をしなくても目に付くほどは汚れません。汚れるまで掃除をしないと、今度は掃除をする事が嫌になってしまいます。毎日掃除をすると言っても、一回ほんの数分で済む事です。それだけの作業を続ける事で毎日快適に過ごせる様になります。

 思い返せばアルコール依存症で苦しんでいた頃は、部屋の片付けなど全く顧みず、室内にゴミが溜まっていても気にも掛けませんでした。それほど私の気持ちがすさんでいたのです。今、私は毎日の掃除を続けながら、自分自身の心や考え方曇りが、少しずつ晴れていくのを実感しています。
 

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