ダルクの仲間達


ヨシ

 初めまして。大麻、アルコール依存のヨシです。今年の9月に施設につながり、2ヶ月が過ぎました。現在、施設で仲間の力を借りながら、自分自身とアディクションという病と向き合い生活を送っています。入所前の自分は、朝起きたら酒を飲み、隠れてマリファナを吸っていました。14才で酒を飲む様になり、16才で大麻を吸う様になり、そんな生活を4半世紀以上していた結果、嫁にDVをしてしまい大切な家族を失ってしまいました。もう生きている希望がなくなり、どこまでも落ちればいい気持ちで、どんどん酒も大麻も増えていき、生きていく事がどうにもならなくなりました。その後、何度も自傷行為を繰り返して死のうとしていた時、ダルクを知り、縋る思いで施設に電話をしました。スタッフは、すごく親身に僕の話を聞いてくれ、こんなどん底になっていた僕を、施設・自助グループにつなげてくれました。まだ2ヶ月と短い期間だけど多くの気づき、学びをもらっています。今は過去の自分の誤りに気づき、傷つけた家族に埋め合わせをしたい気持ちです。いつかは明るく幸せな人生が訪れる様に、あせらず前進していきたいと思います。

しんすけ

「はじめての気づき」

 アディクトのしんすけです。ダルクでの暮らしも、年が明ければ2年になります。人が信じれなくて、50年近く生きてきたので、気づいたら知らない内にオドロク程、自己中心的な人になってしまいました。自分の弱さを隠すには、シャブとウソが必要でした。刑務所も6回経験し全く懲りず、ココにたどり着きました。

 この2年弱の間、シャブは使わなくても、人の物を食べたり、タバコを吸ったり、金も盗みました。ウソなんてへっちゃらでした。でも日を重ねる事に仲間の正直な姿が胸をうち、その姿がキラキラして見えてもうお手上げでした。

 やっとスタートラインのこの白い線がうっすらと見えるのに、今日までの年月が必要でした。世間では正直者がバカを見るなんて言いますが、バカでも正直でウソがない方が「人」なんじゃないのかと思い出して、バカなりにやってみた所、背負っている物がなんとなく軽くなりました。ウソの人間関係のためには、ウソが必要だったけど、これからはそんなねじまがった後ろ暗さは、もういらなくなりました。わかっていても、くりかえしてしまうのがこの病気でした。

 くりかえし、くりかえし、仲間をキズつけました。それでも優しかったのが、仲間です「同じ病気だから・・・」その一言におきあがり、いつか「いい人になりたい」と思い、せっかくのこれからの生き方、まっすぐに生きてみようと思いました。“今日一日”結果を恐れず、結果までのプロセスをベストつくして、そして自分にウソをつかずやる。そんなことを今日までに気づかせてくれたのがダルクです。

  シャブが止まっているのは仲間の「力」、そんな「力」にいつかなりたいです。
 

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