「最新の健康法」


ダルク理事長 柴 真也


 近年、類をみない酷暑の夏が続きました。名古屋では最高気温40℃を超え、日中外にいるだけで汗が止まらない。皆様は大丈夫だったでしょうか?まだまだ暑い日が続きそうですね。

 それでは本題へ。私たち依存症回復施設のプログラムでは不健康な状態から健康を目指します。まず問題の依存を止めるところからプログラムが始まりますが、止まっただけで健康になれる訳ではありません。止まることでやっと、リカバリーのスタートラインに立てます。まずは肉体や精神の健康面。もし病気があれば、病院で適切な治療を受けます。肉体なら治療や通院、時には手術。メンタルに関しても同様で受診をします。どちらとも治療が必要であれば開始します。

 そしてあまり知られてはいませんが、心理面の健康も重要です。自身に対する意識改革、コミュニケーションのスキルアップ、悲観から楽観、心的外傷、人間関係の修復など。有資格者専門家による依存症心理カウンセリングや依存症からの回復に必要な教育、心理ワーク、回復力学、各種ミーティング。一人一人が回復し、成長をできるようにその人に合わせたサービスを提供していますが、変化するのにかなり時間を要します。

 1年〜数年の時間がかかる場合もあります。今まで身に付いてきた古い考え方や習慣を変えるのには、依存から脱却するより時間とエネルギーがかかります。これらの事は1人では到底なしえない、とても困難な作業となります。ですから私たちはチームを組み、常に仲間と呼ばれる人たちと一緒に取り組みます。

 そして、ここから先は依存症の人だけではなく誰もが重要な健康についてお話しします。健康とは人間本来の機能が正常な状態で怪我や病気など特殊な状態ではないことそんなふうに考えています。これは海外で活躍中の尊敬する方々に教わった最新の予防医学に関する知識です。健康で肉体の機能を正常にし、自然治癒力を高くする方法を3つご紹介します!

@ 1日に水を3リッター以上飲むこと。できればこまめに補給する
A 20分程、適度な運動をする。ウォーキングや短時間の筋トレ、ヨガ
B 緑の野菜や良質な油を摂る。過度の糖質摂取は控える。グリーンスムージーなど、これらたった   3つを30日間続けてみてください。体調の変化を体感できるはずです。まだまだたくさんあるのです  がまたの機会にお話しますね。


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