ダルクの仲間達


ヨシヒロ

  薬を使い続けてきて3年前に名古屋ダルクに辿り着きました。仲間、回復、クリーンなど初めの頃は色々なことが新鮮でやる気もありました。しかし仲間達との共同生活やプログラムに嫌気がさすまでに時間はかかりませんでした。この嫌な現実から目を逸らすために薬を使い問題を起こすことを繰り返し、仲間に迷惑をかけました。そこでようやく一つのことに気付くことができました。施設にいながらも自分の行動パターンは過去と同じだということに。自分の回復や成長のために必要なことだと頭では解っていても、それが自分にとって嫌でめんどくさそうで苦しそうなこととなると、逃げたり薬に頼る方法を選び結果的に家族や友人に迷惑をかけました。薬は1年と5か月止まっていますが、今でも先取り不安、将来への焦り、被害妄想などで逃げたくなったりします。しかし逃げるつもりはありません。新しいことに挑戦し成長して自分のことを今以上にもっと好きになります。

サトシ

  世の中に溶け込みたいと思ったり、関わること嫌だしと感情にまだまだムラがある。今気を付けていることは無理をしないということ、“それでも社会に出ればそんなこと言ってられない”と思いがち。結果は後からついてくると自分を信じてやっているものの悲しいかな自分の力量不足を感じ一人では何ともならないことを痛感するのと同時に頼ってみるということにも気づきました。どうしても迷惑かけたくないと思い自分で抱え込んで自分が苦しくなるということ。今現在一時仕事を辞めて、問題を片づけることができ日々プログラムに取り組みながら新しい仕事を探している最中です。そんな折、自分を偽っていたことを仲間の助言から正直にしてみることにしました。それに対して特に気持ちの面での変化はないけど、やはり隠していることはないという事実を手に入れられたのかな!まだまだ足りないところはあるけれど、それを人と関わっていく中で補っていけたらいい。

 
ノッチ

  13年前に薬物てんかんを起こしてアルコール専門病院に入院しました。そこを退院する時に、自分はアルコールに問題があるのだから安定剤は大丈夫なんじゃないかという気持ちがよぎり、6年前から安定剤を個人輸入し始め、2年前の6月に安定剤の副作用でせん妄発作を起こして入院し、ダルクに繋がりました。アルコールは13年止まっていますが、今年の4月に眠剤でリラプスしてしまい、つくづく薬物に対し無力であることを思い知らされました。今は週に3日我が家に外泊できるようになりましたが、中1の娘には施設のことは話していません。いつかは薬物依存のことをしっかりと話して家族3人で自分の依存症に向き合っていきたいと思っています。
 
ヨウタ

 
入寮して1年10か月が経ちました。最近は音楽の力を借り、ここ2か月で驚異的な回復を遂げています。新聞で自律神経を整えるCDブックというものを見つけ、そこから自然音のヒーリングのCDや心の治癒を目的としたCDを聴くなど、効果を実感した日から徹底的にやらせてもらっています。中でも“無意識化に直接働きかける”聴こえない“サブリミナル”メッセージが1分間に20万回も入っていて、プラス思考にしてくれると書かれているCDが自分にはとても効果的でした。他にはダイエットにも少し意識を向け、夜のミーティングの後は極力食べないようにしたり、黒酢にグラニュー糖とバナナを入れて1日置いたものを少しずつ食前に取ったり“今の自分を大切にする事”を無理なく実践しています。辛い過去と向き合える日は、もう目前まで迫っています。急がずやろうと思っています。
 
カク

 今は精神的にも安定してきました。ミーティングで使ってい事の話をしましたが(妄想の話)だいぶ落ち着いてきました。自分の問題に目を向けずにいました。バイトがあるときはそれに集中して、運動に集中しています。キックを始めて1年になりました。週に5日行っています。キックの試合にも出てみたいと思っています。筋トレもいけるときは行ってやっています。俺の頭の中はいつも忙しいです。自分でおかしくした精神だから自分で埋めていきます。仲間に迷惑をかけながら生活をしています。いい時も悪い時もそばにいてくれる仲間に感謝しながら頑張ります。
シバタ

 
一年前に病院に入っていた僕ですが、医師に紹介されてダルクに入寮しました。昔には薬物乱用していた僕ですが、特に頑張っていきたいと思います。頑張ればミーティングをうまく達成させることができると自信を持ち、健康のこともがんばればできる。唯一両親思いに、職員さん思いになり、僕の思っている公務員になりたいこの思いを通ずれることになりたいと思います。頑張れる若者として良きアドバイザーとして伝授してみんなと共に頑張れるとしていきたいと思います。
 
マリナ

 今年の2月から名古屋DARCに通所を始めて今月で6か月目を迎えました。最近は毎日の通所生活にも慣れて苦手だった仲間達とのコミュニケーションも徐々にとれるようになってきて被害妄想も少なくなり安定した毎日が送れています。回復していく中で日々、小さな幸せを感じたり、仲間と支え合って過ごすことに安心感も出てきています。少しずつ心を開くことができてきているのかなという感じです。私の周りにいる全ての人たちに感謝することを忘れずに謙虚にやっていきます。
 
 
ナル

 ダルクに来て5か月が経ちました。ダルクの生活は20代の自分にはかなり難しい状態でしたが、色々と出来るようになりました。プログラムを生かしながら回復していきたいです。
 
マサヒロ

 皆さん、こんにちは。依存症のマサヒロです。繋がって5か月になります。徐々にNAでも話せるようになってきましたが、NAの使い方がわかるかといえばまだ分からないです。話してる間に話したかったことを忘れることも多々あります。しかし、まだまだNAで話せないこともあるので、がんばって話していけるようにがんばりたいです。共同生活には慣れてきましたが、やっぱり対人関係は苦手です。少しずつ仲間と深く絆を結べたらいいかなと思います。
 
マサト

 ダルクに来て4か月が経ち施設での生活にも慣れてきました。毎日のミーティングで自分の正直な話をすることが少しずつ出来るようになってきたけど、まだ恥ずかしさがあります。仲間との共同生活でイヤなこととかもあるけど日々頑張っています。薬物を使ってどん底を見たと思っていたけれど、クリーンが続いて身体が元気になると「自分はもう大丈夫」と思い自分勝手な考えが出て施設を飛び出したくなります。そんな時はミーティングであったり仲間に話をすると気持ちが楽になることが分かりました。今までは自分の思っていることとかを人に言うことができずにため込んでいたので、すごくしんどかったです。これからは逃げないでプログラムを続けていきたいです。
 
トシ 

 私は刑務所を出てから土木の仕事につきました。そこでは絶対にクスリの人はいないと思っていました。でも逆に結構たくさんの人がいました。早く言えばヤク中がいましたので自分も同じ人間になってしまいました。自分に思ったことは切る事が大事だと思い、自分は市役所に早く言えば相談に行きました。そしたらNAというより、ダルクが出てきました。今はここに繋がって十何日になりますが、一日も早く新しい世界に飛び立ちたいと思っています。
 

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