「グリーンフラッシュ」

名古屋ダルク代表
「グリーンフラッシュ」責任者 柴 真也


  桜並木も青々とした木々へとその姿を変え、もう夏ではというような陽気となりました。皆様お元気ですか?私といえば、耳の痛みが酷くなり、耳鼻科へ通院し始めました。すると、耳だけではなく新たに「花粉症」という病名が与えられました。鼻水が止まりませんが元気です。

 さて、この度4月1日より予てから準備を進めてきた名古屋ダルクの第二デイケア地域活動支援センターを開所する運びとなりました。その名も「グリーンフラッシュ」です。名前の由来は後で説明しますね。昨年より開設における準備を始めてきました。通常業務の傍ら、申請書類や事業計画などを作成、資金集め、妄想、告知、そして2月に物件探し。何とか物件が見つかりました。が、賃貸契約の契約金は約60万円…大金。余分なお金一切なし。泣く泣く借金 、そして部屋を借りました。3月入居日、鍵を受け取ったときは嬉しかったです。新しいことが始まる。新しい居場所。期待でワクワクしていました。しかし、喜びもつかの間。さぁ、部屋の中が空っぽだ、カーテンも電気も椅子もない空っぽの空間だった。知人や支援してくれる人を頼り、使えそうなものをもらい、リサイクルショップへ行き、寄付を呼びかけ、1ヶ月走り回って…何とかギリギリ4月の開所に間に合いました。現在、事務机や棚、洗濯機、カーペット、エアコン、扇風機等不足しているものがありますが稼動しています。

 東日本大震災に原発、普天間基地問題等々、我々日本人は多くの問題を抱えています。それらのことと比べれば、薬物依存症の問題は小さいかもしれませんね。私個人は震災どころか「ダルク」のことでさえ、皆さんの力を借りなければ続けることもできません。私にできることは、薬中の回復をサポートすることのみで他に取り柄がありません。ですから、私は今日もダルクで仲間と話をし、共に過ごし、震災復旧の寄付金箱を見かけたらお金を入れ、筋トレをし、ミーティングに行きます。そして、今はこうして原稿を書いています。私達の新しい居場所「グリーンフラッシュ」をよろしくお願いします。また、応援してくださいね。


※ グリーンフラッシュ(英:Green Flash)
太陽が完全に沈む直前、または昇った直後に緑色の光が一瞬輝いたように瞬く、非常にまれな現象。緑閃光とも呼ばれる。見られる確率が非常に低いことから、南の島では「グリーンフラッシュを見た者が幸せになれる」という言い伝えがある(・ω・)ノシ

〔グリーンフラッシ開設準備基金〕 
振込先  三菱東京UFJ銀行 黒川支店(普通) 
口座番号  3684099 
口座名  トクヒ) ナゴヤダルク リジ シバシンヤ 
  特定非営利活動法人 名古屋ダルク 理事 柴真也 


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