イスタンブールダルク代表 青山 大介 一年ぶりに日本に帰国しました。名古屋ダルクで一週間、仲間達と一緒にプログラムをさせて貰いました。7sの帰国太り、腹にたまった“脂肪”、怠けおとろえた足腰を再び動かす事によって原点に戻り、振り返る事ができました。トルコのイスタンブールでダルクを開け早2年が過ぎ、相変わらず恐れという感情によって支配されている自分がいました。それを教えてくれたのが名古屋ダルクでした。 場所は違っても日本もトルコも薬物依存者は一緒でした。都合良くダルクを使おうとする人、何度も同じ過ちをし、スタッフに愛の注意を受ける人、コソコソとする人。 来訪者、相談者に対応しながら拘置所や留置所へとメッセージを運び、ダルクを支えていくスタッフ達。僕の中の迷いをふき飛ばし恐れにも立ち向かっていく勇気を与えてくれました。 決して一人ではない。同じような道を通り、失敗や経験を繰り返し、又、悩みながら、みんな成長し続けているんだなと感じました。 アクリルガラス越しのヤク中さん、母親に連れて来られるヤク中さん、それは僕が過去からもどって来たという事でした。息子を殺したくなる母親、僕も線路で一緒に死のうと言われました。拘留中のヤク中さん、後悔と絶望の僕でした。名古屋ダルクから三重ダルクが誕生し、そのメッセージが僕の所に届き、回復の道が始まりました。今も、たくさんの人たちに支えられながら神さまは僕を使いメッセージをトルコへと運びました。 トルコ語でHic bir sey tesaduf degil(ヒッチ ビル シェイ テサデュフ)“偶然ではなく神が必要とし計画した” この一週間も僕にとって、又、大切な回復という贈り物を貰い財産となりました。 名古屋ダルクへ、ありがとう、と言いたいです。本当にありがとうございます。 |