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ダルク後援会会長 竹谷 基 政府は８月２９日総額11兆７０００億円の総合経済対策を決定した、その柱は物価上昇に苦しむ国民や中小企業の支援だ、と言う。（中日新聞08年８月30日、朝刊）今回の不況はわれわれ庶民にとってはとても痛い。ガソリンや食糧、他の値上げの一方で、所得は上がるどころか、減るばかり。不況はいつも弱い立場の人々へしわ寄せされる。炊き出しに並ぶ方の数が減らないことがそれを語っている。そういう中での景気対策はありがたいが、効果あるかは疑問視されている。 というのは、それが付け焼き刃的であるから、とのこと。まず一つは、今回の対策が選挙目当て、と言うこと。次に、将来へのつけを残すこと。 現在、日本の借金は８００兆円、先進国で最大という、増税は確実、年金などの保障は減額になるだろう。また、今回の不況は、サブプライムローンや原油高の外からの影響で、外需中心の経済体質であるかぎり、繰り返される。 従って、体質改善が必要。内需中心、食糧自給率アップや環境対策への取り組みに転換すること、これらは、以前から指摘されているにもかかわらず、全く進んでいない、等、識者の指摘がある。 体質改善には、息の長い一貫した取り組みが必要だ。私は２５年糖尿病と付き合っているので、この言葉には頭が痛い。食事と運動ふたつの療法が体質改善につながると言うが、どちらも私は長く続かない。だから、一向に、よくならない。 日本社会も長らく、高齢化、少子化社会と言われながらも、何ら好転する兆しも見えない。地球温暖化もまたしかり。人間の目先の利潤追求がもたらしている。 ダルクは薬物依存者とその体質改善を共に歩んでいる。それは途方もなく息の長い関わりとなる。効率では決して達成できない道のりだ。それは、私たちの社会へのメッセージでもある。 どうか、みなさまもダルクの働きに参加しませんか。そして、共に、内外の体質改善を目指して行きましょう。 |
