名古屋ダルク職員 津山 智樹 H18、10/26 家族相談室とのジョイントフォーラムでナイトケアハウス設立支援のおねがいをさせて戴き具体的な活動が始まりました。開設資金を集める事からのスタートでした。フォーラムで「お金を下さい」と言えずに柴さんが伝えてくれたのが昨日の事の様です。通帳を見ると34,200円と記載されています。献金箱を空けてダルクメンバー皆で数えました。その後バザーに参加させて戴いたり、カトリックの御ミサの時にお時間を戴いたり、沢山の機会を作って戴きました。献金件数は102件を数えその他様々な形で沢山の方々にご支援を戴きました。 物件も決まり、ダルクメンバー全員で新居の掃除から始め、H19、6/1開所いたしました。ハウスネームは絶望を希望に変える機会が訪れる事を祈って「ホープ」と致しました。共同生活を通して、生活、コミニュケーションの練習をして自立を目指す事、薬物を必要としない生き方を!一人では困難な事なので皆でやりましょうという事で毎日が訪れます。開所してから沢山のメンバーが「ホープ」を利用しております。 刑務所でダルクのメッセージを聞いて出所後来る人、再びやり直す為に来る人、リハビリを希望し、地元では厳しいだろうと、他のダルクへ行く為に日程調整する人、病院退院後入寮希望の方、現在服役中で出所後入寮希望の方等です。何れの方もディケアにて面談し、何がその人にとって良い事なのか一緒に考え本人の決心のもとリハビリが始まります。昼間はディケアにて3回のミーティングに参加します。夜は一つ屋根の下共同生活が送られます。当然、意見の違いや、習慣の違い等で衝突が起こります。問題解決はミーティングで!自分の問題として向き合う材料になります。変わり続ける為の材料として与えられた"ギフト"と回復と成長と経験を惜しみなく分け続けてくれるメンバーが言います。不思議な事に薬を必要としない生き方が始まります。 「ホープ」9ヵ月がすぎました。今後、沢山の人が通過してゆきます。 再生の場を御支え下さる事、切におねがい申し上げます。
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