《ナイトケアハウス設立への思い》

名古屋ダルク職員 津山 智樹


 名古屋ダルクのプログラムを受けて5年目に入りました、最近は拘置所や刑務所に面会に行ったり、手紙のやりとりをする事が多くなりました。何を伝えているかというと『どんな薬物依存症者でもリハビリを続けていけば、時間は掛かりますが、必ず回復していく事が可能です。』と伝えます。実際 私自身重症のアディクトですが生き方が少しずつ変わり始めました。歩けなかった仲間が走れる様になったり、仲間の姿を通してプログラムは本当に効くんだなと実感させられました。あきらめずに続けていけば、自分のことをあきらめてしまった私にも効いた様に誰にでも効くと信じています。そう憲さんにも真也さんにも教えて戴きました。そして希望を授かりました。

 その回復の場所を広げたいと考えるようになり、未熟ではありますがナイトケアハウス設立となりました。10月26日の家族相談室とのフォーラムで支援の御願いをさせて頂き平針教会バザーにも参加させて戴きました。そのつど善意の方々から献金を戴き、現在86,031円を新たに開いた「名古屋ダルクナイトケアハウス基金」口座で預からせて戴いております。来春迄には3LDK、家賃8万円程度の場所で4、5名規模での活動を考えております。実現させる為に継続的に支援戴けるよう様々な人に会いに行きます、此々何ヶ月間で話をした刑期を務める方々も出所後はリハビリを希望しております、病院からこられる方もおります、ナイトケアハウスは必要です。一人でも多くの絶望の淵をさ迷っている依存症にあえいでいる本人、その周囲にいる人々の苦しみを希望にかえる為に、新しい命を芽吹かせ、実を結び、種を蒔き、活動が広がっていく事を信じて疑いません。

 陰ながら支え続けてくださる方々にお礼申し上げます。
 皆様 よいお年をお迎えください。

ナイトケアハウスの開設と運営の為の募金にご協力お願いします

目標280万円!!

郵便振替口座 00800−4−133522

加入者:名古屋ダルクナイトケアハウス基金



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