クリスマス募金のお願い

ダルク後援会会長 竹谷 基


 みなさま、お元気でしょうか。いつも、名古屋ダルクを覚えていてくださいまして、感謝いたします。

 ところで、今年は災害が多く、被災された方にはお見舞い申し上げます。私たち名古屋ダルクも被害こそありませんでしたが、台風にはよく当りました。例えば、今年で8回目を迎えたチャリティーコンサート、台風接近で開催が危ぶまれましたが、直前に台風が通り過ぎ、そんな中、鑑賞者も多く来場し、何とか終えられてほっとしたこともありました。これも、演奏者はじめみなさまの熱心なご協力があったからこそと思っています。

 また、15周年フォーラムの開催や、念願の岐阜ダルク開設までも手伝うことができました。これらも、ひとえに、みなさまのご支援によるものと改めて感謝いたします。

 さて、名古屋ダルクは2005年に向けて準備しなければなりません。またまた、みなさまに無心のお願いをすることはとても心苦しいのですが、ご理解のほどよろしくお願いします。

 みなさまのお家には煙突がありますか。私のかつての家は小さかったのですが、それでも煙突がついていました。というのは、我が家の風呂が薪で焚くものだったからです。私は小さいとき風呂当番を命じられ、いやいや、釜のまえに本を持って座り、薪をくべていたこともありました。その煙突、小さくて細いのですが、私はどうやってそこからサンタクロースが入ってくるのかと考えていました。テレビや映画に出てくる西洋の暖炉などの太い煙突ならいいけれど、我が家のはどうかな、と心配していました。街中で煙突を見るたびに、ああ、ここは大丈夫だとか、そこのは入るのに苦労するだろうとか考えていました。それは、今でも変わらず、煙突を見るたびにそんな思いにとらわれるのです。

 クリスマスの色々なエピソードは私たちを空想の世界に運んでくれます。空想の世界での遊びは私たちを幸福にしてくれます。

 間もなくクリスマスです。私たちは子どもたちにどんな夢をみさせることができるのでしょうか。イラク戦争の終結、地震被災者の生活再建、生き甲斐のある日本、等々をみなさまと力を合わせてプレゼントしたいものです。

 どうか、みなさま、薬中に苦しむダルクのことも覚えて、夢をプレゼントしてくださいますよう、お願いいたします。

 みなさまの暖かいご支援とご協力をお待ちしています。


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