≪ 名古屋ダルク家族相談室からの提案 ≫ あなたの手でメッセージを!
薬物の問題をかかえた当事者や家族は「どうしたらよいのか」「どこに相談したらよいのか」とその手がかりが見つからず 苦痛の日々を送っています。「薬物依存は回復可能な病気である」というメッセージを届けることはとても意義あることです。 当相談室の電話相談で 図書館で「薬物依存を超えて」( 近藤恒夫著 海拓舎 1600円 )を見つけて電話を架けてこられる方もいます。あるお母さんは 混乱した状態から平安を取り戻すために この本を何度も繰り返し読んでいるというお話を伺いました。「何時かはこの人たちのように回復することができる」と信じて 平安と希望を見出す効果がこの本にはあるようです。 薬物依存という病気の理解と回復が可能であることを 回復者の体験を通して教えてくれます。名古屋ダルクの紹介のほか 巻末には全国のダルクと相談室の連絡先が掲載されています。
当相談室では 全国の図書館にこの本を備えて頂くよう提案をしています。皆様のお近くの図書館で希望図書を申請する「リクエストカード」が用意されています。
(文:精神保健福祉士 繁原 賢吉)
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